神戸パティシエの日常

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誰でも膨らむシュークリームのレシピ

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配合

・水      200g

・バター    90g

・塩      2g

・薄力粉    120g

・卵      225g

準備

・薄力粉をふるっておく

・バター、卵は常温にしておく

手順

1、鍋に水、バター、塩を入れてから火にかけ沸騰させる。

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沸騰したら火を消し、薄力粉を加えすぐに木べら等で混ぜひとまとまりになるまで混ぜる。

2、再び火にかけ、生地全体に火を通す。 鍋底にに生地がつき、薄く幕が張れば、ボウルに移す。大体10秒ほどで大丈夫です。

3、卵を数回にわけ加えながら混ぜる。最初は0.5個分くらいの卵を加え混ぜ、完全に混ざりきってから次を加えましょう。ここで横着して混ざり切る前に次を入れると、分離しダマのある生地になります。

4、卵を入れる量は木べらをもち上げたとき、逆三角形の形になるくらいまで加えましょう。 薄力粉の水分の量、鍋を沸かした際に蒸発した水分によって入れる卵の量は変わります。

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5、丸の口金を付けた絞り袋にいれ、オーブンシートの上に直径5センチほどに絞る。 その後、全体に霧吹きをします。

6、上火190°、下火200°のオーブンで焼き、膨らんだら上火180°、下火160°に下げ焼き色がつくまで45分ほど焼く。

誰でも膨らむシュークリームへの道筋 シュークリームというお菓子は大量の水分が入っています。 その水分がオーブンで加熱されることで水蒸気となり、体積を増して膨らむようになっています。

そのため注意すべき点は ・薄力粉を加えるときは一気に加え手早くまぜる。

・卵を加えるとき焦らずに少しずつ加え、滑らかな生地を作る。

・鉄板にシュー生地を絞ったあと、霧吹きをします。 これは、オーブンに入った時に表面が膨らむようにするためです。 霧吹きをしないと表面に直にオーブンの熱があたり、膨らむ前に表面が焼き固まってしまいます。それを遅らせるために、霧吹きをします。

その他にも、きれいな焼き色をつけるために牛乳を吹きかけるというのもありです。

・シュー生地を焼くときの温度ですが、初めは下火を強めに焼きます。 表面が固まる前に、下から火を多く入れ、よく膨らまします。 膨らめば表面に色を付けるために下火を落とし、上火は強い状態で焼きます。

お菓子作りのすべての作業にはそれぞれ意味があります。 なぜ膨らむのか。なぜ塩を2gなんて少ない量をいれるのか。

そんなことを考えるのはとても楽しいことだと思います。

文章が長くなりましたが、コメントや質問をいただけたら嬉しいです。